【映画】クリードⅡ ★★★☆☆(3.6)

年が明けからばたばたしてて、今年初の映画鑑賞っす！

今年一本目の映画はクリードⅡ！
ご存知、ロッキーシリーズの系譜で特にロッキー4とは因縁深い作品になっております。
ロッキー4で父親(アポロ)を死に至らしめたドラゴの息子が今回のアドニス・クリードの対戦相手となっております。
今作は単なる復讐劇的なものでなく、「なぜ戦うのか？」「家族の繋がり/魂の系譜とは」といった背景を考えさせられるところが良かったと思います。
惜しむらくはロッキーⅠ～IV にあった燃えるような熱さが感じられなかったことかな？ということで★3になってます。

冒頭のあらすじ
ロッキー4でロッキーに敗れたドラゴ。政治しか興味のない妻は夫・息子をすてて出ていく！国にも見放され最底辺の生活の中、息子の拳一つでのし上がっていく！時を同じくしてロッキーのまな弟子がチャンピオンになる！かくして30年前の因縁の対決が再び。→続きが気になる人は映画を見てね

～ここからネタバレ含みま～す
ストーリー的にはお決まりのロッキーⅢ/IVの図式そのままです。
・主人公はチャンピオンで絶頂期
・急に強敵登場→突然出てきて戦わせろと煽る
・周囲は止めるも対戦を決意
・主人公(主人公格)ボコボコにされる
・戦意喪失するもなんやかんや奮起
・猛特訓
・最後は勝つ!

今回のポイントは
あらすじに書きましたが敵側も同情すべき所があり、単純にやっつけて終わりではない点です。後半に二人を捨てた母親が政府側の要人として登場し、最後の試合も観に来るのですが負けそうになると帰ってしまうというシーンがあります。その時の父ドラゴの絶望したような顔！その後タオルを投げ入れるのです。決着はKOしかないと思っていたのですが、これは以外でした！おそらく30年前の自分と重ね合わせたのでしょう。それまで復讐に取り憑かれたようだったのが、息子を励まし父親らしい表情になっていました。そしてラストにはロードワークに励む二人の姿があり、二人の今後を暗示させる良い引だったと思います。

一方の主人公サイドは
アドニスに赤ちゃんが出来たり、妻の励ましで頑張れたんだけどここは割愛ですw

ロッキーについて
もうおじいちゃんになり話し出すと説教臭くなるんだけど、
ボコボコにされたアドニスを励ますシーンは良かった！
老後誰にも相手にされず寂しい余生をおくる、自分のようにはなるなと…ロッキーが先に泣き事を言ったお陰でアドニスも本心を言うことが出来、前を向くことができたのです。
そして映画の最後でロッキーはずっと連絡をとらなかった息子を訪ね孫と初顔合わせするのでした。息子の顔をじっと眺めハグするところは気持ちが温かくなりました♪

今後もクリードの続編に期待ですね！